「熱海殺人事件」「青春かけおち篇」

北区AKT STAGE 2018冬の本公演「熱海殺人事件」「青春かけおち篇」

作:つかこうへい/演出:大江裕斗(熱海殺人事件)・古屋太朗(青春かけおち篇)

日程:2018年12月11日(火)~16日(日)
会場:北とぴあ・ペガサスホール

CAST / STAFF

【熱海殺人事件】
平田裕治
草野剛
関屋裕太
山田奈保(”STRAYDOG”)
潮みか(悪い芝居)
 
【青春かけおち篇】
木村明弘
小山蓮司
宮迫誠
此村太志
池田大輔
尾崎大陸
深沢研一
今井彩奈未
浅野鼓由希
古田小夏
井上怜愛

あらすじ

【熱海殺人事件】
70年代初頭に颯爽と時代に現れた、つかこうへいの代表作。
1973年に文学座で初演、翌1974年には岸田國士戯曲賞を当時最年少で受賞。その後、小説をはじめとして幾つものバージョンの戯曲が書かれる。
泣く子も黙る警視庁の名物刑事・木村伝兵衛部長刑事のもとに、富山県警から若い刑事・熊田留吉が赴任してくる。
婦人警官の水野朋子を加えた三人が捜査するのは、熱海の海岸で幼馴染の山口アイ子を腰ヒモで絞め殺した大山金太郎の事件だ。
熱海で工員の男が同郷の女を殺したという単純な事件を、刑事たちがそれぞれの美学を犯人に押し付け、
世間が注目するような大事件に仕立て上げようと動機を捏造していく。
いかにして三流殺人犯の大山金太郎を一流の殺人犯に仕立て上げるのか。
人間の尊厳を賭け、露悪的な笑いの中で権力がいかに犯罪を仕立てあげるかを描く。

【青春かけおち篇】
1983年に大竹しのぶ・平田満でNHKの連続テレビドラマで放送。また87年には映画「青春かけおち篇」として公開された作品。
実家の板金工場で名目だけの係長におさまって給料を貰い、カメラにうつつをぬかしている康夫は、実家の相続権を弟の義郎に譲り、自分は恋人の北城セツ子の婿になろうと考えていた。
北城家はもともと女系家族であり、セツ子の両親も康夫の婿入りを望んでいた。しかしセツ子の見合い相手として、15年間もセツ子を思い続けていた年商三十億の早乙女が現れたことから、セツ子の父は康夫をいびり始め、セツ子も早乙女とデートを重ねていく。ついに早乙女からプロポーズを受けるセツ子だったが、婿を取ると決めていた母親がきっぱり断ってしまう。
傷ついた康夫は旅に出ようと決意、二人でかけおちしようと言い出すセツ子と夜汽車で京都へ逃げ出した。

Credit

主催 特定非営利活動法人 北区AKT STAGE
共催 (公財)北区文化振興財団
協力 (株)つかこうへい事務所 (株)ストレイドッグプロモーション 悪い芝居 (株)GUSH OUT (有)ライズ